市原市の新築で使える補助金は?国・県・市の制度と対象を分ける3つの条件

市原市の新築で使える補助を、国と県の補助、市の設備の補助、土地で分かれる補助の3つに分けて示した図。金額を見る前に、世帯・設備・土地の条件を確かめることを示す
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結論市原市の新築で使える補助・支援制度は、国のみらいエコ住宅2026事業、千葉県のZEHの補助、市原市の住宅用設備の脱炭素化の補助や結婚新生活応援事業、浄化槽・生垣などの補助に分かれ、使えるかどうかは世帯、住宅の性能や設備、建てる土地の3つの条件で決まります。補助の金額と受付の期間は年度ごとに見直されるので、本ページでは制度の仕組みと対象の条件だけを書いています(2026年10月4日時点で公表されている市原市・千葉県・国の資料にもとづく記述です)。

市原市の家づくりで使える補助は、国・県・市がそれぞれ別の目的で設けており、申請する人も、申請する時期も制度ごとに違います。同じ設備の補助でも新築の家は対象にならないものがあり、建てる土地の区域によって国の補助の対象から外れることもあります。

このページでは、市原市の要綱と制度の案内、千葉県の補助の案内、国の事業の公式サイトを照らし合わせて、新築の家づくりで関わる制度を、誰に向けた制度か、何を条件にしているかで整理しました。補助の額は各制度の公式ページで確かめてください。住宅会社の比較は扱っていません。本サイトが書く情報と書かない情報の区分は、掲載情報の範囲と確認方法のページにまとめています。

編集部注

千葉の新築ノート 編集部

市原市の住宅用設備の脱炭素化の補助を要綱の別表まで読むと、太陽光発電システムは建築工事が終わったあとに設置するものが対象で、市の案内ページにも新築は対象外と書かれています。一方で、蓄電池やV2H充放電設備は、市内に新築する住宅も対象に含まれています。

補助の一覧で設備の名前が並んでいても、新築の家に当てはまるかは、要綱の対象の住宅の欄を見ないと分かりません。設備を決める打ち合わせの前に、使いたい補助の要綱と案内ページを開き、新築の扱いを確かめておくと、あとから対象外と分かることを防げます。

このページの結論

  • 制度の分かれ方:国の事業、千葉県の補助、市原市の補助があり、世帯、住宅の性能や設備、建てる土地のどれを条件にするかが制度ごとに違います
  • 国の事業:みらいエコ住宅2026事業は、GX志向型住宅なら世帯を問わず、長期優良住宅とZEH水準住宅は子育て世帯か若者夫婦世帯が対象で、登録した住宅会社が申請します
  • 土地で外れる条件:土砂災害特別警戒区域や、市街化調整区域の土砂災害警戒区域・浸水想定3m以上の区域などに建てる家は、国の事業の対象になりません
  • 市の設備の補助:新築の家では、太陽光発電と窓の断熱改修は対象外で、エネファーム、蓄電池、V2H充放電設備は対象に含まれます
  • 結婚新生活応援事業:住宅を取得する区分があり、市外からの転入、中古住宅、居住誘導区域内の住宅、夫婦ともに29歳以下の場合に加算があります
  • 土地の条件の補助:下水道の区域の外の浄化槽、生垣の設置、崖の近くの古い住宅からの移転、狭い敷地の空き家の除却に、市の補助があります

市原市の新築で使える支援は、国・県・市の制度ごとに、世帯・住宅・土地の条件が違う

市原市の新築で使える補助・支援は、住宅の省エネ性能を高めるための国と千葉県の補助、住宅の設備や暮らしの始まりを支える市原市の補助、土地の条件に応じた市原市の補助に分けられます。どの制度も、世帯の条件、住宅の性能や設備、建てる土地の区域のいずれかを対象の決め手にしています。

市原市の新築に関わる主な補助・支援制度。出典:国土交通省・環境省「みらいエコ住宅2026事業」、千葉県の各補助の案内、市原市の各要綱と制度の案内ページ(2026年10月4日に確認)。補助の額は各制度の公式ページで確かめる
制度実施対象を決める主な条件申請する人
みらいエコ住宅2026事業国土交通省・環境省住宅の省エネ性能、世帯、建てる土地の区域登録した住宅会社が建築主に代わって申請
千葉県ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス導入促進事業補助金千葉県ZEHなどの性能、施工する工務店県内の中小工務店が手続きを受託
市原市住宅用設備等脱炭素化促進補助金市原市(千葉県の補助を受けて実施)設備の種類と、設備を置く住宅の条件設備を導入した人
いちはら結婚新生活応援事業市原市婚姻などの時期、夫婦の年齢と所得、住宅の場所夫婦
合併処理浄化槽設置事業補助金市原市下水道などの区域の外か浄化槽を設置する人
生垣設置奨励補助金市原市生垣の長さ、樹木の種類と本数住宅用地の所有者など
がけ地近接危険住宅移転事業補助金市原市いま住んでいる家が崖の近くの古い住宅か危険住宅に住んでいる人
無接道や狭小な敷地に建つ空家等の除却支援制度市原市隣の土地を持っているか、隣の敷地の条件隣接する土地の所有者

国と県の補助は住宅会社が手続きを担い、市の補助の多くは住む人が市に申請します。また、着工や設置の前に申請が必要な制度と、工事が終わってから申請する制度が混在しています。住宅会社と契約する前に、使いたい制度ごとに申請する人と時期を一覧にしておくと、手続きの順番を組み立てやすくなります。

土地の区域、災害の想定、街の計画を、新築の前にどの順で見ていくかの全体像は、市原市で新築を建てる前に知っておきたいことのページで整理しています。補助の条件には、そこで紹介している区域区分や災害の区域、居住誘導区域がそのまま使われています。


国のみらいエコ住宅2026事業は、住宅の性能と世帯で対象が決まり、住宅会社が申請する

国土交通省と環境省のみらいエコ住宅2026事業は、省エネ性能の高い住宅の新築を補助する事業です。注文住宅の新築では、GX志向型住宅はすべての世帯が対象になり、長期優良住宅とZEH水準住宅は子育て世帯か若者夫婦世帯に限られます。交付申請は、事業に登録した住宅会社が建築主に代わって行います。

注文住宅の新築のページによると、子育て世帯は基準となる日の時点で18歳未満の子がいる世帯、若者夫婦世帯は夫婦のいずれかが39歳以下の世帯をいいます。住宅は、床面積が50㎡以上240㎡以下で、建築主自らが住み、住民票で居住を確かめられることが条件です。性能は証明書で確かめられる必要があり、基礎工事に着手した時期や工事の出来高にも条件があります。

補助の額は、住宅の性能の区分と、省エネ基準の地域の区分で決まります。事業概要のページに区分ごとの額と、予算の上限に達した場合の扱いが載っています。補助金は、住宅会社が受け取って建築主に還元する仕組みのため、依頼する住宅会社が登録事業者かどうかを、契約の前に確かめます。国が省エネ基準で定めた8つの地域のうち市原市は6地域で、等級ごとに求められる外皮の性能の値は、市原市の新築の住宅性能のページで整理しています。

国の事業は、国の他の補助と同じ家に重ねて使えない

みらいエコ住宅2026事業は、同じ住宅について、国の他の補助制度から重ねて補助を受けることはできないとしています。地方公共団体の補助制度は、国費が充てられているものを除いて併用できるとされています。県や市の補助と組み合わせたいときは、その補助の財源に国費が含まれていないかを、補助の窓口と住宅会社の両方で確かめます。


国の事業では、土砂災害の区域や市街化調整区域の深い浸水想定区域に建てる家は対象外

みらいエコ住宅2026事業には立地による除外の要件があり、土砂災害特別警戒区域、急傾斜地崩壊危険区域、地すべり防止区域に建てる家は補助の対象になりません。市街化調整区域では、土砂災害警戒区域と、洪水・高潮の浸水想定高さが3m以上の区域も対象外です。補助を使えるかどうかも、候補地の区域で分かれます。

みらいエコ住宅2026事業で、新築の住宅が補助の対象にならない立地。出典:みらいエコ住宅2026事業「新築住宅の立地等の除外要件」。①②④〜⑦は、対策工事の完了などで区域の指定の解除が予定されていることを自治体が公表している場合に限り対象になる
区域の条件市原市で区域を確かめるページ
①土砂災害特別警戒区域、②急傾斜地崩壊危険区域、③地すべり防止区域市原市の土砂災害警戒区域と崖の決まり
④市街化調整区域で、土砂災害警戒区域市原市の市街化調整区域で家を建てられる条件と、土砂災害警戒区域のページ
⑤市街化調整区域で、洪水・高潮の浸水想定高さが3m以上の区域養老川の浸水想定と土地選び
⑥⑦市街化調整区域以外で、災害危険区域かつ土砂災害警戒区域または浸水想定3m以上の区域土砂災害警戒区域のページと、浸水想定のページ
⑧居住誘導区域の外の開発で、市の勧告に従わなかったことが公表された住宅市原市の立地適正化計画と居住誘導区域

除外要件のページは、浸水想定区域を水防法にもとづく洪水浸水想定区域と高潮浸水想定区域のうち浸水想定高さが3m以上の区域とし、都道府県が管理する河川のものを対象にしています。災害危険区域は建築基準法第39条にもとづく区域で、千葉県のがけ地近接等危険住宅移転事業のページによると、千葉県は急傾斜地崩壊危険区域を災害危険区域に指定しています。

除外要件のページには、敷地の一部だけが区域に入り住宅は区域の外にある場合も、対象外になる判定の例が載っています。古い家を建て替えて新築する場合や、個別に開発行為を行った場合でも補助の対象にならないとも注記されています。交付申請のときは、建築士が自治体に該当の有無を確かめて申告します。土地を買う前に、敷地のどこかに区域がかかっていないかを地図で確かめておきます。税の軽減にも、建てる区域の条件がこれから加わります。2028年以降に入居する場合の住宅ローン減税と、2029年4月1日以降に新築・取得する家の固定資産税と不動産取得税で、どの区域が対象から外れるかは、千葉県の新築の税金と減税のページで整理しています。


千葉県のZEHの補助は、県内の中小工務店が施工する住宅が対象

千葉県のネット・ゼロ・エネルギー・ハウス導入促進事業補助金は、県内に主な営業所がある中小工務店が施工し、ZEHなどに認定された県内の住宅を取得する人を対象にした補助です。工務店と取得する人が共同で事業を行い、手続きは工務店が受託します。依頼先が県内の中小工務店かどうかで、使えるかが分かれます。

千葉県の補助の案内によると、対象の住宅はZEH、ZEH Oriented、ZEH+、GX志向型住宅で、BELSの認証を取得していることが条件です。注文住宅の新築のほか、新築の建売住宅の購入や、既存住宅をZEHに改修する事業も対象に含まれます。取得した人がその住宅に住み、住民票を移すことも求められています。

募集要領では、国の補助金を受ける場合、その額を除いた経費を補助の対象にするとしています。1つの工務店が同じ年度に受けられる交付決定の件数にも上限があるため、この補助を使いたいときは、工務店に申請の予定と件数の状況を早めに尋ねます。

千葉県は、このほかに、住宅用の設備の補助を行う市町村へ補助金を交付しています。県の住宅用の支援情報のページは、この補助について、県民の申請の窓口は補助を行っている各市町村になると案内しています。市原市の住宅用設備の補助は、この仕組みで実施されている制度です。


市原市の脱炭素化の補助で、新築の家が対象になるのはエネファーム・蓄電池・V2Hなど

市原市住宅用設備等脱炭素化促進補助金は、太陽光発電システムやエネファーム、蓄電池などを導入する市民への補助で、設備ごとに対象の住宅が決められています。新築の家では、太陽光発電システムと窓の断熱改修は対象外で、エネファーム、蓄電池、V2H充放電設備は、市内に新築する住宅も対象に含まれています。

市原市住宅用設備等脱炭素化促進補助金の設備ごとの新築の住宅の扱い。出典:市原市住宅用設備等脱炭素化促進補助金交付要綱(2026年4月1日施行)別表第2、市原市「令和8年度市原市住宅用設備等脱炭素化促進補助金のご案内」
設備新築の住宅の扱いあわせて求められる条件
太陽光発電システム対象外。設置工事の着工の前日までに建築工事が完了している住宅が対象HEMS、蓄電池、電気自動車等とV2H充放電設備のいずれかがあること
家庭用燃料電池システム(エネファーム)新築の住宅と、設備付きで販売された新築の住宅の取得も対象停電時の自立運転機能があること
定置用リチウムイオン蓄電システム新築の住宅と、設備付きで販売された新築の住宅の取得も対象申請の日までに住宅に太陽光発電設備があること。県の同じ種類の補助と重ねられない
V2H充放電設備新築の住宅と、設備付きで販売された新築の住宅の取得も対象申請の日までに太陽光発電設備と電気自動車等があること
電気自動車・プラグインハイブリッド自動車市内に住む住宅があることが前提住宅の太陽光発電設備で充電できること
窓の断熱改修対象外。既存の住宅の窓を改修するものが対象1室単位で外気に接するすべての窓を断熱化すること

要綱では、補助を申請する年度の中で設備の導入を終え、工事の完了後、その年度の申請の締切日までに申請することとされています。設備付きの新築の住宅を取得する場合は、引渡しを受けたあとが申請の時期です。国やほかの団体の補助金を設備の費用に充てた場合は、その額を差し引いた経費が補助の対象になり、同じ種類の設備の補助は、原則として1つの住宅に1回に限られます。

市の案内ページは先着順で受け付け、補助できる額がなくなった時点で受付を終えるとしており、予算の残額を掲載しています。太陽光発電を含めて設備の組み合わせを考えるときは、どの設備が補助の対象になるかを、市の環境管理課の案内で設置の前に確かめます。


結婚新生活応援事業には住宅を取得する区分があり、居住誘導区域内の住宅などに加算がある

いちはら結婚新生活応援事業は、結婚やパートナーシップの届出を機に市内で新生活を始める夫婦の住居費などを補助する制度で、新築・購入の住宅取得型があります。この区分では、市外からの転入、中古住宅、居住誘導区域内の住宅、夫婦ともに29歳以下の場合に、補助の上限に加算があります。

市原市結婚新生活応援事業補助金交付要綱によると、対象は婚姻などの時点で夫婦ともに39歳以下の世帯で、婚姻などの日の時期、夫婦の所得の合計、市税の滞納がないことなどの条件があります。補助を受けたあと3年以上続けて市内に住むことも条件です。2026年度は、夫婦ともに市のライフデザイン支援講座を受講し、アンケートに答えることも要件とされています。

住宅取得型の対象経費は、補助の対象期間に支払った住宅の取得費で、借入金の返済も含まれます。世帯の所得によっては、引越費用とリフォーム費用が対象から外れ、住宅の取得費だけが対象になります。予算の額に達した時点で受付を終えるため、市の案内ページでは事前相談のフォームと、申請の来庁予約の仕組みが用意されています。窓口は市の企画部総合計画推進課です。

居住誘導区域内の住宅への加算は、市が立地適正化計画で住まいを誘導する区域に、補助の面から住宅の取得を後押しするものです。候補地が区域の内か外かは、市原市の立地適正化計画と居住誘導区域のページで紹介している区域図やいちはらマップで確かめられます。

この補助の利用者は、【フラット35】地域連携型の金利の引下げを受けられる

市原市は住宅金融支援機構と連携しており、結婚新生活応援事業の利用者は、住宅ローンの【フラット35】地域連携型(子育て支援)の金利の優遇を受けられます。借入の契約より前に市へ相談し、市が発行する証明書を金融機関に提出する流れのため、ローンの手続きを始める前に市に申し出ます。千葉県のページは、地域連携型を、地方公共団体の補助などとあわせて借入金利を一定期間引き下げる制度と説明しています。


建てる土地の条件によって、浄化槽・生垣・崖からの移転・狭い敷地の除却の補助がある

市原市には、建てる土地や今の住まいの条件に応じた補助もあります。下水道などの区域の外で浄化槽を設ける場合、住宅用地に生垣を新しく植える場合、崖の近くの古い住宅から移転して家を建てる場合、隣の狭い敷地の空き家を取得して取り壊す場合で、いずれも工事の前に手続きが必要です。

土地や今の住まいの条件に応じた市原市の補助。出典:市原市の各要綱と制度の案内ページ(2026年10月4日に確認)
補助対象になる土地・人新築で気をつける点
合併処理浄化槽の設置公共下水道事業区域と農業集落排水事業採択区域の外(一部を除く)で、住宅に10人槽以下の浄化槽を設ける人新築では、既存の便槽からの転換の加算は対象外。地域によって限度額が違う
生垣の設置住宅用地を所有するか使っている人が、長さ5m以上の生垣を新しく設ける場合設置の前に申請する。販売を目的とする住宅用地は対象外
がけ地近接危険住宅の移転がけ条例の基準に適合しない、1972年10月19日以前に建てられた住宅に住んでいる人移転先の住宅の建設・購入(土地の取得と造成を含む)の借入金の利子相当額が対象
狭い敷地の空き家の除却無接道の敷地や、おおむね75㎡未満の敷地などに隣接する土地の所有者跡地を自分の土地と一体で使い、自ら住むか事業に使う。事前審査を受けてから取得する

市原市合併処理浄化槽設置事業補助金交付要綱は、補助の限度額を、高滝ダムへの流入地域などの地域の区分と、浄化槽の種類と人槽で分けています。申請には建築確認の通知書の写しなどを添え、交付の決定を受けた年度の2月末日までに設置を終える必要があります。下水道が整っていない地域では、建築の計画と同時にこの補助を確かめます。

生垣設置奨励補助金の案内によると、生垣は土地の境界線上に、市が推奨する樹木を1mあたり2本以上植え、支柱で固定することが条件です。青葉台やちはら台西などの地区計画には、塀のつくりを生垣などに限る決まりがあり、その内容は市原市の住宅団地の成り立ちのページで整理しています。外構の計画を決める前に、補助の要件と地区計画の両方を確かめます。

市原市がけ地近接危険住宅移転事業補助金交付要綱は、県の建築基準法施行条例の第4条にある崖の決まりに適合しない古い住宅を危険住宅とし、その除却の費用と、代わりの住宅を建てる費用の借入金の利子を補助の対象にしています。申請は年度の早い時期に締め切られます。崖の決まりの内容は市原市の土砂災害警戒区域と崖の決まりのページにまとめています。

無接道や狭小な敷地に建つ空家等の除却支援制度は、単独では使いにくい隣の敷地とその上の空き家を2親等以内の親族以外から取得し、取り壊して自分の土地と一体で10年以上使う場合に、除却の費用の一部を補助します。道路に接していない敷地の扱いは、千葉県の接道義務と農地転用のページで紹介しています。


中古住宅を選ぶなら空き家バンクの補助があり、三世代同居・近居の補助は休止している

新築ではなく中古住宅を選ぶ場合、市原市には空き家バンクを通して購入した空き家のリフォームなどを補助する制度があり、結婚新生活応援事業でも中古住宅の取得に加算があります。一方、子育て世帯が親世帯との同居や近居のために住宅を取得するときの補助は、2026年3月31日で休止しました。

市原市の空き家バンク制度は、空き家を売りたい・貸したい所有者と、買いたい・借りたい利用者をそれぞれ登録し、市がホームページで物件を掲載してマッチングを行う制度です。市は売買や賃貸の交渉と契約には関与せず、所有者は市と協定を結んだ宅地建物取引業協会の支部に仲介を依頼できます。市内にどのくらいの空き家があり、そのうち売却用や賃貸用の住宅がどれだけあるかは、市原市の住宅の統計のページで整理しています。

空き家バンク物件へのリフォーム等補助制度は、空き家バンクを通して購入した空き家に、リフォームを終えたあと3年以上住む人が対象です。交付の決定を受けた年度の中でリフォームを終え、交付の決定のあとに市内の事業者と工事の契約を結ぶことが条件とされています。

いちはら三世代ファミリー定住応援事業は、2026年3月31日で休止し、休止後の経過措置による受付も予算の上限に達して終了しています。市が2025年度に作成した住まいの支援のリーフレットにはこの事業が載っているため、古い資料を見て計画を立てないよう注意が必要です。最新の制度の一覧は、市の住宅に関する支援制度のページで確かめられます。


市原市の新築で使える補助を確かめる手順

市原市の新築で使える補助は、候補地の区域で使えない補助を除き、依頼する住宅会社が国や県の補助の登録事業者かを確かめ、着工や契約より前に必要な手続きを洗い出し、設備を決める段階で市の補助の対象を確かめ、入居後の申請の締切を押さえる、という順で確かめます。

STEP 1

候補地の区域で、使えない補助と加算のある補助を分ける

土砂災害の区域、市街化調整区域の浸水想定、居住誘導区域、下水道の区域を候補地の地点で確かめ、国の事業の除外要件に当たらないか、結婚新生活応援事業の加算や浄化槽の補助に当たるかを見ます。

STEP 2

住宅会社が国や県の補助の手続きを担えるかを確かめる

国の事業の登録事業者か、千葉県のZEHの補助の対象になる県内の中小工務店か、どの性能の区分の住宅を建てる計画かを、契約の前に住宅会社に確かめます。依頼先を決める前に、建設業許可や候補地の条件をどう確かめるかは、市原市の新築ハウスメーカー・工務店の選び方のページで整理しています。

STEP 3

着工や契約より前に必要な手続きを洗い出す

【フラット35】地域連携型の市への相談、浄化槽と生垣の補助の申請、がけ地近接危険住宅の移転の申請、狭い敷地の空き家の事前審査は、工事やローンの契約より前に済ませます。

STEP 4

設備を決める段階で、市の補助の対象を確かめる

太陽光発電、蓄電池、エネファーム、V2H充放電設備の組み合わせを決めるときに、市の補助で新築の住宅が対象になる設備と、その前提になる設備を要綱で確かめます。

STEP 5

入居後に申請する補助の締切と必要書類を押さえる

結婚新生活応援事業と設備の補助は、登記や住民票の異動、設備の導入を終えてから申請します。年度の締切と予算の残りを市のページで確かめ、契約書や領収書の写しを手元に残します。


よくある質問

Q市原市で新築に使える補助金はありますか?

市原市で新築に使える補助金には、国のみらいエコ住宅2026事業、千葉県のZEHの補助、市原市の住宅用設備等脱炭素化促進補助金、いちはら結婚新生活応援事業、合併処理浄化槽や生垣の補助などがあります。世帯、住宅の性能や設備、建てる土地の条件で使えるかが決まり、金額と受付期間は年度ごとに各制度のページで確かめます。

Q市原市の脱炭素化の補助で、新築の家の太陽光発電は対象になりますか?

市原市住宅用設備等脱炭素化促進補助金では、太陽光発電システムは設置工事の前に建築工事が完了している住宅が対象で、市の案内でも新築は対象外とされています。新築の住宅では、エネファーム、太陽光発電設備がある住宅の蓄電池、V2H充放電設備などが対象に含まれます。

Qみらいエコ住宅2026事業の対象にならない土地はありますか?

みらいエコ住宅2026事業では、土砂災害特別警戒区域、急傾斜地崩壊危険区域、地すべり防止区域に建てる家は対象になりません。市街化調整区域では、土砂災害警戒区域と、洪水・高潮の浸水想定高さが3m以上の区域も対象外です。敷地の一部が区域にかかる場合も対象外になる例があります。

Q結婚して市原市で家を建てるときに使える補助はありますか?

いちはら結婚新生活応援事業には、住宅の新築・購入を対象にする住宅取得型があり、婚姻などの時点で夫婦ともに39歳以下であることや所得の上限などが条件です。市外からの転入、中古住宅、居住誘導区域内の住宅、夫婦ともに29歳以下の場合に加算があり、利用者は【フラット35】地域連携型の金利の優遇も受けられます。

Q国の補助と、千葉県や市原市の補助は一緒に使えますか?

みらいエコ住宅2026事業は、同じ住宅で国の他の補助を重ねて受けることはできず、地方公共団体の補助は国費が充てられているものを除いて併用できるとしています。千葉県のZEHの補助と市原市の設備の補助は、国などの補助を受けた額を差し引いた経費を対象にします。組み合わせる前に、各補助の窓口で財源と扱いを確かめます。


まとめ

市原市の新築で使える補助・支援制度は、国のみらいエコ住宅2026事業、千葉県のZEHの補助、市原市の住宅用設備の脱炭素化の補助、結婚新生活応援事業、浄化槽や生垣などの補助に分かれます。国と県の補助は住宅の性能と依頼する住宅会社で、市の補助は世帯、設備、土地の条件で対象が決まります。

国の事業は、土砂災害の区域や市街化調整区域の深い浸水想定区域に建てる家を対象から外しており、結婚新生活応援事業は居住誘導区域内の住宅の取得に加算を設けています。補助の可否と加算は、候補地の区域区分や災害の区域、居住誘導区域で分かれるため、土地を決める段階で確かめておきます。

市の設備の補助では、新築の家の太陽光発電と窓の断熱改修は対象外で、エネファーム、蓄電池、V2H充放電設備は新築の住宅も対象です。着工や契約の前に必要な手続きと、入居後に申請する補助の締切を整理し、金額と受付の状況は、その年度の各制度のページで確かめます。

出典

情報確認日:2026年10月4日 本ページの記載は、この日に確認した市原市・千葉県・国の公表資料と要綱にもとづいています。補助の制度は年度ごとに金額や要件、受付期間が見直され、予算に達すると受付を終えるため、申請の前に各制度の公式ページと窓口でお確かめください。