結論市原市の住宅は2023年10月1日時点で13万3,410戸で、空き家率は13.0%、持ち家の割合は69.0%と、どちらも千葉県全体を上回ります。持ち家では新しく建てた家が建売・分譲住宅の購入を上回り、新設住宅の着工は2022年から2025年まで年に1,200〜1,500戸台です。総務省の住宅・土地統計調査と、千葉県がまとめた建築着工統計の公表値をもとにしています(いずれも2026年10月5日に公表資料で確認)。
「市原市では、家を建てる人と建売を買う人、どちらが多いのだろう」。土地探しを始めると、周りの家がどうやって建ったのか、空き家がどのくらいあるのかが気になってきます。物件の情報だけを見ていると、市全体の住まいの姿はなかなか見えてきません。
ここでは、5年ごとに行われる国の住宅・土地統計調査(2023年10月1日現在)と、毎年の建築着工統計を千葉県がまとめた資料から、市原市の住宅の数、空き家、持ち家と一戸建ての割合、持ち家の手に入れ方、建てられた時期、新設住宅の着工の動きを整理しました。家賃や住宅の価格は、このページでは取り上げていません。掲載する情報の線引きは、掲載情報の範囲と確認方法で説明しています。
このページの結論
- 住宅の数:市原市の総住宅数は2023年10月1日時点で13万3,410戸で、2018年から4.3%増えました
- 空き家:空き家は1万7,290戸で空き家率は13.0%、そのうち賃貸・売却用や別荘などを除く空き家が8,510戸で、6割余りが一戸建てです
- 持ち家と一戸建て:居住世帯のある住宅のうち持ち家は69.0%、一戸建ては66.8%で、千葉県全体の64.7%・52.6%を上回ります
- 手に入れ方:持ち家のうち新しく建てた家(建て替えを除く)は28.3%で、新築の建売・分譲住宅を買った25.8%を上回り、県全体とは順番が逆です
- 建築の時期:1980年以前に建てられた住宅は約2割で、古家付きの土地や建て替えを考えるときは、建てられた時期を確かめます
- 着工:千葉県の集計では、市原市の新設住宅の着工は2025年が1,379戸で、2022年からの4年間は年に1,200〜1,500戸台です
目次
- 市原市の住宅は13万3,410戸で、2018年から5千戸余り増えた
- 市原市は一戸建てと持ち家の割合が、千葉県全体より高い
- 空き家は1万7,290戸で、賃貸・売却用を除く空き家の多くは一戸建て
- 市原市の持ち家は、建売・分譲の購入より、新しく建てた家の割合が高い
- 2011年以降に建った持ち家では、新しく建てた家が4割を超える
- 住宅が建てられた時期は1990年代が多く、1980年以前の住宅は約2割
- 新設住宅の着工は、2022年から2025年まで年に1,200〜1,500戸台
- 住宅の統計は、調べ方と数え方の違いを知ってから読む
- 市原市の住宅の統計を、土地探しと家づくりに生かす手順
- よくある質問
- まとめ
市原市の住宅は13万3,410戸で、2018年から5千戸余り増えた
市原市の総住宅数は、2023年10月1日時点の住宅・土地統計調査で13万3,410戸です。2018年の調査の12万7,940戸から4.3%増えました。このうち、ふだん人が住んでいる住宅が11万5,340戸、人が住んでいない住宅が1万8,070戸で、人が住んでいない住宅の大半が空き家です。
住宅・土地統計調査は、総務省統計局が5年ごとに行う国の調査で、2023年の調査はその16回目にあたります。千葉県の確報集計の結果のページには、県内の市町ごとの主な指標をまとめた表(結果概要の付表2)が載っています。
この調査でいう住宅は、一戸建てのほか、アパートやマンションの1戸のように、完全に区切られて1つの世帯が独立して暮らせる造りのものを指します。人が住んでいない住宅は、空き家、昼間だけ使うなど住む人がいない住宅、建築中の住宅に分けて数えます。千葉県全体の総住宅数は319万1,100戸で、2018年からの増加率は5.3%でした。
市原市は一戸建てと持ち家の割合が、千葉県全体より高い
市原市の居住世帯のある住宅11万5,340戸のうち、一戸建ては7万6,990戸で66.8%、持ち家は7万9,630戸で69.0%です。千葉県全体の一戸建ての割合52.6%、持ち家の割合64.7%を上回り、共同住宅の割合は30.4%で、県全体の45.6%を下回ります。
| 項目(2023年10月1日) | 市原市 | 千葉県全体 |
|---|---|---|
| 総住宅数 | 133,410戸 | 3,191,100戸 |
| 2018年からの増減率 | 4.3% | 5.3% |
| 空き家率 | 13.0% | 12.3% |
| 賃貸・売却用などを除く空き家 | 6.4% | 5.0% |
| 一戸建ての割合 | 66.8% | 52.6% |
| 共同住宅の割合 | 30.4% | 45.6% |
| 持ち家の割合 | 69.0% | 64.7% |
調査でいう持ち家は、住んでいる世帯が全部か一部を持っている住宅で、ローンを払い終えていない家や、親の名義の家に住んでいる場合も含みます。1住宅あたりの延べ面積も、市原市は97.90㎡で、県全体の88.02㎡より広い値です(総務省の第11-2表。持ち家と借家をあわせた、居住世帯のある住宅の平均)。
同じ付表で近くの市を見ると、袖ケ浦市は一戸建ての割合が75.7%、持ち家の割合が73.0%、木更津市は67.4%・63.2%、千葉市は38.0%・58.3%です。県内の市町の中でも、市原市は一戸建ての持ち家が住まいの中心になっている市の1つです。
空き家は1万7,290戸で、賃貸・売却用を除く空き家の多くは一戸建て
市原市の空き家は1万7,290戸で、総住宅数に対する空き家率は13.0%です。このうち、賃貸用が7,620戸、売却用が910戸、別荘などの二次的住宅が260戸で、残る8,510戸は、長く住む人がいない住宅や取り壊す予定の住宅など、賃貸・売却用や二次的住宅にあたらない空き家です。
総務省の第34-2表では、空き家の種類を建て方で分けて数えています。賃貸用の空き家はアパートなどの共同住宅に多く、賃貸・売却用などを除く空き家は一戸建てに多いという分かれ方です。
| 空き家の種類(市原市) | 総数 | 一戸建 | 長屋建・共同住宅など |
|---|---|---|---|
| 賃貸・売却用などを除く | 8,510戸 | 5,590戸 | 2,920戸 |
| 賃貸用 | 7,620戸 | 750戸 | 6,870戸 |
| 売却用 | 910戸 | 770戸 | 140戸 |
| 二次的住宅 | 260戸 | 190戸 | 70戸 |
| 合計 | 17,290戸 | 7,300戸 | 9,990戸 |
賃貸・売却用などを除く空き家8,510戸のうち、一戸建ては5,590戸で、6割余りを占めます(割合は編集部が計算)。総住宅数に対するこの種類の空き家の割合は6.4%で、県全体の5.0%より高い値です。同じ表では、空き家全体のうち2,890戸が、屋根や壁などに腐朽・破損がある住宅と数えられています。
一戸建ての空き家の多くは、売却用でも賃貸用でもない住宅
市原市の一戸建ての空き家7,300戸のうち、売却用は770戸で、賃貸・売却用などを除く空き家が5,590戸です。中古住宅や古家付きの土地を探すときは、不動産の流通に出ている物件のほかに、市の空き家バンクに登録された物件も選択肢になります。空き家バンクの仕組みと、登録された物件を買って改修するときの市の補助の条件は、市原市の新築で使える補助・支援制度にまとめています。
市原市の持ち家は、建売・分譲の購入より、新しく建てた家の割合が高い
市原市の持ち家7万9,630戸を手に入れた方法で分けると、建て替えを除いて新しく建てた家が2万2,510戸で28.3%、新築の建売・分譲住宅を買った家が2万560戸で25.8%です。千葉県全体では建売・分譲の購入が31.1%、新しく建てた家が23.5%で、市原市とは順番が逆になっています。
総務省の第100-3表は、持ち家を「新築の住宅を購入」「中古住宅を購入」「新築(建て替えを除く)」「建て替え」「相続・贈与で取得」「その他」に分けて数えています。新築(建て替えを除く)は、新しく持ち家を建てた場合や、住宅以外の建物を取り壊して持ち家を建てた場合です。建て替えは、前からあった持ち家を壊して同じ敷地に建て直した場合を指します。
| 持ち家を手に入れた方法 | 市原市の戸数 | 市原市の割合 | 千葉県全体の割合 |
|---|---|---|---|
| 新築(建て替えを除く) | 22,510戸 | 28.3% | 23.5% |
| 新築の住宅を購入 | 20,560戸 | 25.8% | 31.1% |
| 建て替え | 11,570戸 | 14.5% | 13.2% |
| 中古住宅を購入 | 9,460戸 | 11.9% | 18.3% |
| 相続・贈与で取得 | 6,450戸 | 8.1% | 7.6% |
| その他 | 9,090戸 | 11.4% | 6.3% |
中古住宅を買って住んでいる持ち家の割合は11.9%で、県全体の18.3%を下回ります。新しく建てた家と建て替えをあわせると42.8%で、市原市では、自分で家を建てて住む形が持ち家の大きな部分を占めていると読めます。その他には、住宅以外の建物を住宅に改造した場合などが含まれます。
2011年以降に建った持ち家では、新しく建てた家が4割を超える
市原市で2011〜2020年に建てられた持ち家1万2,510戸のうち、新しく建てた家(建て替えを除く)は45.6%、新築の建売・分譲住宅の購入は24.0%です。2021年から2023年9月までに建てられた持ち家でも、新しく建てた家が46.4%で、建売・分譲の購入の17.9%を大きく上回ります。
| 建てられた時期と地域 | 新築 (建て替えを除く) | 新築の住宅を 購入 | 建て替え | 中古住宅を 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 市原市 2011〜2020年 | 45.6% | 24.0% | 17.3% | 4.4% |
| 千葉県 2011〜2020年 | 32.1% | 38.7% | 14.0% | 8.4% |
| 市原市 2021〜2023年 | 46.4% | 17.9% | 16.8% | 4.6% |
| 千葉県 2021〜2023年 | 37.1% | 35.1% | 15.8% | 4.4% |
表の2021〜2023年は、調査日の前月にあたる2023年9月までに建てられた住宅です。この時期の市原市の持ち家は1,960戸で、数が少ないぶん、割合は概数の丸めの影響を受けやすくなります。中古住宅の購入は、建てられた時期で数えるため、新しい時期ほど少なく出ます。
新しく建てた家には、土地を買って注文住宅を建てた場合と、もともと持っていた土地や相続した土地に建てた場合の両方が含まれ、統計からは区別できません。それでも、建売・分譲の購入を上回る状態が2つの時期で続いており、市原市では、家を新しく建てて住む形が持ち家の主な入り口になっています。
住宅が建てられた時期は1990年代が多く、1980年以前の住宅は約2割
市原市で人が住んでいる住宅を建てられた時期で分けると、1991〜2000年が2万2,650戸と多く、1980年以前に建てられた住宅は2万1,870戸で、居住世帯のある住宅の約2割です。2011年以降に建てられた住宅は2万2,610戸あり、新しい住宅と古い住宅が同じくらいの数で並んでいます。
| 建てられた時期 | 市原市の戸数 | 市原市の割合 |
|---|---|---|
| 1970年以前 | 5,490戸 | 4.8% |
| 1971〜1980年 | 16,380戸 | 14.2% |
| 1981〜1990年 | 18,110戸 | 15.7% |
| 1991〜2000年 | 22,650戸 | 19.6% |
| 2001〜2010年 | 18,140戸 | 15.7% |
| 2011〜2020年 | 18,960戸 | 16.4% |
| 2021〜2023年9月 | 3,650戸 | 3.2% |
1980年以前の住宅の割合は19.0%で、千葉県全体の18.6%とほぼ同じです(どちらも編集部の計算)。市原市では1960年代から台地の上に大きな住宅団地が造られており、団地ごとの造成の時期と、いまも残る土地の決まりは、市原市の住宅団地の成り立ちで地区ごとに追えます。
国土交通省の住宅・建築物の耐震化のページは、1981年(昭和56年)以前に建てられた建物を、耐震基準が強化される前の基準で建てられたものとして、耐震診断と耐震改修を呼びかけています。統計の区分は1980年と1981年の間で分かれているため、1981年に建てられた住宅は後の区分に入ります。古家付きの土地で建て替えを考える場合や、中古住宅を選択肢に入れる場合は、建築確認の時期を書類で確かめます。新しく建てる家の耐震等級の意味と等級ごとの違いは、市原市の新築の住宅性能で説明しています。
新設住宅の着工は、2022年から2025年まで年に1,200〜1,500戸台
千葉県がまとめた建築着工統計では、市原市の新設住宅の着工戸数は2022年が1,545戸、2023年が1,405戸、2024年が1,245戸、2025年が1,379戸です。2025年は前の年より10.8%増えましたが、千葉県全体の着工戸数は3万8,141戸で、前の年より13.3%減っています。
建築着工統計は、建築基準法第15条第1項の建築工事の届出をもとに国土交通省が集計する建築動態統計調査の一部で、千葉県は県内の分を年ごとに建築着工状況としてまとめています。市町村ごとの戸数は、各年の資料3(2025年・2024年・2023年)に前の年の値とあわせて載っています。
| 着工の年(1〜12月) | 市原市 | 千葉県全体 |
|---|---|---|
| 2022年 | 1,545戸 | 47,800戸 |
| 2023年 | 1,405戸 | 44,540戸 |
| 2024年 | 1,245戸 | 44,008戸 |
| 2025年 | 1,379戸 | 38,141戸 |
新設住宅の戸数には、自分が住むために建てる持家のほか、賃貸用に建てる貸家、建て売りや分譲の目的で建てる分譲住宅、会社などが社員を住まわせるために建てる給与住宅が含まれます。千葉県全体の2025年の内訳は、持家が9,033戸、貸家が1万6,355戸、分譲住宅が1万2,336戸で、県の資料3は、市町村ごとには合計の戸数を示しています。
住宅の統計は、調べ方と数え方の違いを知ってから読む
住宅・土地統計調査は、抽出した地区の世帯の回答から全体を推し量る標本調査で、市区町村の値は10戸単位の概数です。建築着工統計は、届け出られた工事をすべて数える全数調査です。前者は「いま建っている住宅」、後者は「その年に工事が始まった住宅」を数えており、同じ「持ち家」「持家」でも範囲が違います。
総務省の統計表利用上の注意は、市区町村の値は1の位を四捨五入して10の位までを示すこと、総数には「不詳」を含むため内訳の合計と一致しないこと、標本調査のため数値に誤差を含むことを示しています。誤差の大きさの目安は、統計局の標本抽出方法と推定方法のページに表があります。
持ち家の範囲も、2つの統計で違います。住宅・土地統計調査の持ち家には、自分で建てた家のほか、建売・分譲住宅や中古住宅を買った家、相続した家も入ります。建築着工統計の持家は、建築主が自分で住むために建てる住宅に限られ、建売・分譲の目的で建てる住宅は分譲住宅に数えられます。2つの数字を並べて比べるときは、この違いを前提にします。
統計の数字は、市全体の傾向として読み、候補地のことは地区の資料で確かめる
住宅・土地統計調査の値は市全体の推計で、町や団地ごとの空き家の多さや建てられた時期までは分かりません。候補地の周りの様子は、地区の成り立ちや区域区分・用途地域、浸水や土砂災害の想定を市と県の地図で調べ、現地を歩いて見ておきます。
用語の意味は、総務省の用語の解説にまとめられています。住宅・土地統計調査は1948年から5年ごとに行われており、次の調査の結果が出るまでは2023年の値が最新です。建築着工統計は毎年更新されるため、千葉県の資料で新しい年の値を確かめます。
市原市の住宅の統計を、土地探しと家づくりに生かす手順
住宅の統計を家づくりに生かすときは、市全体の住まいの傾向をつかみ、候補地の地区の成り立ちを調べ、古家付きの土地なら建てられた時期を確かめ、空き家や中古住宅も選択肢に入れるかを決め、土地の価格の動きを公的な地価で確かめる順に進めます。
市全体の住まいの傾向をつかむ
持ち家と一戸建ての割合、空き家率、持ち家の手に入れ方を、このページの表で千葉県全体と比べます。市原市では、土地に家を建てて住む形が持ち家の大きな部分を占めています。
候補地の地区の成り立ちを調べる
台地の上の住宅団地か、土地区画整理でできた街か、駅の周りの古くからの町かで、建っている住宅の時期や土地の決まりが変わります。地区を決める前に何をどの順で見るかは、市原市で新築を建てる前に知っておきたいことで通して確かめられます。
古家付きの土地なら、建てられた時期を書類で確かめる
建て替えを考える場合は、今の建物の建築確認の時期や、取り壊しの費用の扱いを売主と仲介の会社に尋ねます。1980年以前の住宅は、市内の居住世帯のある住宅の約2割です。
空き家や中古住宅を選択肢に入れるかを決める
市原市には、賃貸・売却用などを除く空き家が8,510戸あり、6割余りが一戸建てです。中古住宅を買って直す場合は、市の空き家バンクと改修の補助の条件を、市の案内で確かめます。
土地の価格の動きを公的な地価で確かめる
新しく建てる場合は、土地の予算が計画の前提になります。候補地の近くにある地価公示・地価調査の地点の1㎡あたりの価格と動きは、市原市の地価の動きが駅や区域ごとに示しています。
よくある質問
Q市原市の空き家率はどのくらいですか?
市原市の空き家率は、2023年10月1日時点の住宅・土地統計調査で13.0%で、千葉県全体の12.3%を上回ります。空き家1万7,290戸のうち8,510戸は賃貸・売却用や二次的住宅にあたらない空き家で、総住宅数に対する割合は6.4%です。
Q市原市の持ち家率はどのくらいですか?
市原市の持ち家の割合は、2023年10月1日時点の住宅・土地統計調査で、居住世帯のある住宅11万5,340戸のうち7万9,630戸、69.0%です。千葉県全体の64.7%を上回り、一戸建ての割合も66.8%と、県全体の52.6%より高い値です。
Q市原市では、家を建てる人と建売を買う人のどちらが多いですか?
市原市の持ち家では、建て替えを除いて新しく建てた家が28.3%で、新築の建売・分譲住宅を買った家の25.8%を上回ります。2011〜2020年に建てられた持ち家では、新しく建てた家が45.6%、建売・分譲の購入が24.0%です。割合は住宅・土地統計調査の第100-3表から編集部が計算しました。
Q市原市の新築住宅の着工戸数は、年に何戸ですか?
市原市の新設住宅の着工戸数は、千葉県がまとめた建築着工統計で、2025年が1,379戸、2024年が1,245戸、2023年が1,405戸、2022年が1,545戸です。持家・貸家・分譲住宅・給与住宅をあわせた戸数で、県の資料は市町村ごとには合計の戸数を示しています。
Q住宅・土地統計調査の数字は、どう読めばよいですか?
住宅・土地統計調査は、抽出した世帯の回答から全体を推し量る5年ごとの標本調査で、市区町村の値は10戸単位の概数です。総数には不詳を含み、誤差もあるため、市全体の傾向として読みます。町や団地ごとの様子は、地区の資料と現地で確かめます。
まとめ
市原市の住宅は2023年10月1日時点で13万3,410戸あり、空き家率は13.0%、居住世帯のある住宅に占める持ち家は69.0%、一戸建ては66.8%です。持ち家と一戸建ての割合は千葉県全体より高く、市原市は一戸建ての持ち家が住まいの中心になっている市です。
持ち家の手に入れ方では、新しく建てた家の割合が建売・分譲住宅の購入を上回り、2011年以降に建った持ち家では4割を超えます。空き家のうち、賃貸・売却用などにあたらないものは8,510戸で、6割余りが一戸建てです。1980年以前に建てられた住宅は、居住世帯のある住宅の約2割です。
新設住宅の着工は、2022年から2025年まで年に1,200〜1,500戸台で推移しています。住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査で、市の値は概数のため、市全体の傾向として読み、候補地のことは地区の成り立ちや土地の決まり、地価の資料で確かめていくと、統計を家づくりの判断に結び付けられます。
出典
- 令和5年住宅・土地統計調査 調査の結果/総務省統計局
- 令和5年住宅・土地統計調査 千葉県確報集計結果(住宅及び世帯に関する基本集計)/千葉県
- 令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計 結果概要(付表2 市町別の主な指標、PDF)/千葉県
- 令和5年住宅・土地統計調査 第34-2表 空き家の種類、腐朽・破損の有無、建て方、構造別空き家数/e-Stat
- 令和5年住宅・土地統計調査 第100-3表 住宅の建築の時期、住宅の購入・新築・建て替え等別持ち家数/e-Stat
- 令和5年住宅・土地統計調査 第5-3表 住宅の所有の関係、建築の時期別住宅数/e-Stat
- 令和5年住宅・土地統計調査 第11-2表 住宅の建築の時期別住宅数、1住宅当たり延べ面積など/e-Stat
- 令和5年住宅・土地統計調査 用語の解説/e-Stat
- 令和5年住宅・土地統計調査 統計表利用上の注意/e-Stat
- 令和5年住宅・土地統計調査 標本抽出方法及び結果の推定方法/総務省統計局
- 建築動態統計調査の概要/国土交通省
- 千葉県内における令和7年の建築着工状況について/千葉県
- 新設住宅状況(市町村別)令和7年(資料3、PDF)/千葉県
- 新設住宅状況(市町村別)令和6年(資料3、PDF)/千葉県
- 新設住宅状況(市町村別)令和5年(資料3、PDF)/千葉県
- 住宅・建築物の耐震化について/国土交通省
情報確認日:2026年10月5日 住宅の数、空き家、建て方、持ち家、建てられた時期、持ち家の手に入れ方は、総務省「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月1日現在)の公表値と、千葉県の確報集計の付表2によります。市区町村の値は10戸単位の概数です。表と本文の割合のうち、県が示した値(総住宅数の増減率、空き家率、賃貸・売却用などを除く空き家の割合、一戸建て・共同住宅・持ち家の割合)以外は、公表された戸数から編集部が計算したものです。新設住宅の着工戸数は、千葉県「千葉県内における建築着工状況」の2023年・2024年・2025年の資料3によります。


編集部注
千葉の新築ノート 編集部
住宅・土地統計調査の持ち家の表には、その家を「建売・分譲で買った」のか「自分で建てた」のかを分けた集計があります。市原市の数字を千葉県全体と並べると、2011年以降に建った持ち家では、土地に新しく家を建てた例が建売・分譲の購入を大きく上回っていました。
ただし、この統計は抽出した世帯の回答から全体を推し量る標本調査で、市の値は10戸単位に丸めた数です。数字は町や地区の事情ではなく、市全体の傾向として読み、候補地のことは地区ごとの資料で確かめるのが向いています。